希少なJR北鎌倉駅徒歩圏、音楽ホールのあるレンガの洋館です。豊かな自然と古都としての趣を残しつつ、移住地や別荘地としても人気の鎌倉。その北鎌倉エリアの丘陵地にある、整備された住宅地の一角に所在しています。
特筆すべきは、とても響きの良い音楽ホールがあることです。床材は音響効果の高い無垢材を選んでいますので響きが非常に心地よく、演奏するエリアは吹き抜けのため天井高が5メートル以上あります。吹き抜け以外の部分も2.7メートルの天井高があるため、楽器演奏や声楽をされる方にとっては、とても心地良い響きの空間になっています。プライベートコンサートやアンサンブルのリハーサルなどでも様々な音楽家が訪問して演奏しました。一様にその響きに感嘆すると同時に、自宅にこのような環境を持てるということは音楽家にとって究極的な贅沢だとも口を揃えます。アコースティックな響きの中で日々の演奏経験や研鑽を重ねることは、楽器や声の響かせ方に大きな気づきと学びを得られることだと実感しています。
生の響きを生かしたレコーディングも可能ですので、プライベートなレコーディングスタジオ的な使い方や配信スタジオとして使うことも可能に思います。床はピアノ用の補強がされフルコンサートグランドピアノも置けるように作ってあります。防音壁厚は最大でおよそ8cmの特注施工防音壁とツーバイフォー壁内に高密度の吸音材を施工してありますので、過去に苦情が来たことはありません（深夜早朝の演奏はしておりません）。窓は気密性を高めFIX窓の特注3重構造になっております。吹き抜けのシャンデリア横は2階リビングの延長スペースとしての使い方を想定して作ってあり、テーブルを置けば音楽ホールの演奏を聴きながらのティータイムも楽しめる、2階席のような遊び心のあるスペースになっています。
外壁はレンガタイルを職人が一つ一つ手で貼った仕様のため高級感があり、一般的なサイディングなどに比べて耐久性も非常に高いと言われております。ベタ基礎のツーバイフォー工法住宅で耐震性も高く、遮熱ペアガラスの高気密・高断熱仕様です。玄関を入ると大理石調の石目タイルとガラスドアの空間、各部屋はすべてにモールディング、ドアは輸入材を使用しオフホワイトで統一しています。キッチンは対面フラット仕様で開放的。家電や食器はキッチン後ろの収納庫に大量に収納出来ますので、扉を閉めれば生活感が無くなります。もちろん食洗機とアンダーシンクタイプのビルトイン浄水器付です。浴室はゆったりの1.25坪サイズで窓からは時期や時間帯によっては月が見えますので、鎌倉でプチ露天風呂気分に浸れます。
庭にはカフェスペースと菜園を楽しめる小さな一角もあります。ウッドフェンスは高グレードのウリン材（アイアンウッドとも呼ばれ100年腐食しないとも言われる高級木材）にて施工してありますので美しさと耐久性を兼ね備えています。ブラックアイアンの門や間口の広い玄関アプローチなど、ゆったりとした作りとなっており、駐車場は大型車も停められるサイズがあります。
北鎌倉には風格ある数多くの古刹があり凛とした空気が漂う一方で、ひっそりと佇む人気の古民家カフェや隠れ家レストランなどを訪れるのもこのエリアの大きな楽しみです。あじさい寺として多くの観光客が訪れる明月院まではこちらの物件から徒歩10分程度。緑に包まれて小川のほとりを歩きながら駅に向かう道は、四季折々の彩りを堪能でき、初夏にはホタルが幻想的に舞い上がる谷戸もあります。観光地の華やかさと、古都の風情や情緒が同居する素晴らしいエリアです。
高台のため津波被害の心配もなく、鎌倉に多い土砂災害警戒区域などの災害マップにもかかっておりませんため移住の地としても安心です。コンビニに囲まれるような便利さを求めることは出来ませんが、横浜市に隣接していますので不便さを感じることはありませんでした。レトロで魅力的な大船商店街と最新の店舗が入る大船駅ビルが同居する楽しいエリアへも車で10分程度です。
都内へのアクセスが比較的良いエリアのため、都心との接点が強い方の移住や環境の良い場所に音楽アトリエやプライベートスタジオ、週末利用のセカンドハウスなどをお考えの方、もちろん都内在住の方に限らず、落ち着いた環境での音楽ライフを考えていらっしゃる音楽家や音楽愛好家の方には非常に魅力的な物件になるかと思います。音楽ホールを来客用のセカンドリビングや広間として贅沢に使用したり、広々とした空間を利用して、ワークショップや教室スペース、美術や工芸のアトリエとして利用するなど、アイデア次第で様々な可能性も広がります。
2015年築の注文住宅で、内外装ともに劣化は少ない状態です。土地面積はおよそ60坪、建物面積はおよそ141.3平米＋屋根裏収納がおよそ7.3平米の大型戸建、間取りは3LDK＋音楽ホール＋各所収納になります。竣工時には有名住宅雑誌が取材に来て掲載されました。
